2016年08月12日

『牛肉資本主義 牛丼が食べられなくなる日』 井上恭介

中国の爆買いによる牛肉買占め。それにより、日本での牛肉の価格が上がるカラクリを説明しています。

著者はNHKエンタープライズのエグゼクティブ・プロデューサー。NHKスペシャルなどの特集番組を制作する過程で知った恐ろしい「食」の未来像を提示します。

牛肉の価格は買占めだけではなく、コモディティ・インデックスファンドにおける投機マネーによっても際限なく吊り上げられていきます。

もちろん、これは牛肉にとどまらず、穀物、石油などさまざまな先物取引において顕著に見られます。

将来の食糧危機を提示して、暗澹たる気持ちになるのですが、最終章で里山、里海での新たな循環型、持続可能な農業、漁業の取り組みが紹介されて、ホッとします。

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ラベル:経済
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2016年02月23日

日本への重要な警告@『ブレイクアウト・ネーションズ 「これから来る国」はどこか?』

著者はモルガン・スタンレーの新興国市場担当ディレクター。自らの足で各国を歩き、その国の空気、経済、人々の気質を肌で感じたリアルなレポートをまとめ上げたのが本書。

中国、インド、ブラジル、メキシコ、ロシア、ポーランド、チェコ、トルコ、東南アジア、韓国、台湾、南アフリカ、スリランカ、ベトナム、ナイジェリア、ペルシャ湾岸各国を取り上げています。

さらにコモディティの未来予測も。

レポートは2011年当時のものですが、文庫版には2013年に発売されたペーパーバック版のエピローグが付帯され、その後の各国の事情も付け加えられています。


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ラベル:時代を読む
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2015年05月09日

十干十二支で読み解く現代社会@『強運をつくる干支の知恵』 北尾吉孝

干支(かんし)学とは、十干十二支で時勢を判断する学問です。易占のような気がしていましたが、十干十二支の言葉の意味、過去の出来事から、その年の時勢を判断する、古代からの知恵ということを本書で知りました。

そもそも十干十二支は植物の生成の過程を表わしたもので、それを組み合わせたもの。

いちばん有名な干支は「丙午」でしょう。

でも、あくまでも世の中の移り変わりを見るのであって、個人の運命を示すものではないそうです。いつのまにか、そんな間違った思想が広がっていたんですね。

『易経』を占いとするのではなく、生活や人生に指針にするのと似ているでしょう。

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2014年11月08日

『TPP亡国論』 中野剛志

今さらですが、TPPについて手軽に学ぶのに最適と思われる1冊を選んでみました。

本書はTPPを通じて、「日本人の戦略的思考回路を回復させようという試み」と著者が「はじめに」で述べられているように、このTPPが日本の経済、外交において、戦略的には全く間違っていることがよくわかりました。

TPP(環太平洋経済連携協定)とは、そもそも2006年にシンガポール、ブルネイ、チリ、ニュージーランドの4か国で提携された自由貿易協定で、それを広く環太平洋に拡大しようというもの。

大ざっぱに言えば、アメリカ主導で、アメリカの輸出品を増やすために、各国の関税を全廃しようというものです。

これに日本が追随するのは、アメリカをさらに豊かにするだけで、日本は全くメリットがないから。なぜから、日本が輸出できる市場はほとんどアメリカだけ。日本の高級農作物を中国や東南アジアの富裕層向けに輸出すると言っても、規模としてはそんなに大きくありません。

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ラベル:TPP
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2014年10月15日

『経済は世界史から学べ!』 茂木 誠

世界の歴史を経済学から見た読物的教養書です。

駿台予備校の先生が書いた本なので
解説が上手〜!

するすると読まされて、おもしろく理解できます。

内容は経済の基礎の基礎。
お札は信頼されているからお金として流通するなど
本当に経済の初歩から、
為替や投資、通貨、貿易、国家財政まで。

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ラベル:経済
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2014年09月13日

『エコノミストが教える経済指標の本当の使い方』 長濱利廣

数多くある経済指標の中で、景気や経済の好不況、
アメリカやユーロ、中国経済の状況を知るための指標に
的を絞って、わかりやすく解説しています。

日経新聞をとっていなくても
一般紙でも確認できる経済指標ばかりですので
これから経済について少し勉強したいという人にもおススメ。

特に安倍政権になってから言われ出した
GNI(国民総所得)について詳しい。

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ラベル:経済
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2014年05月10日

『ウェブとはすなわち現実世界の未来図である』 小林弘人

インターネットが登場して以来、生活は変わりましたが
リアル社会とは別にネット社会がありました。

しかしSNSの登場以来、それは変わりつつあり
ネットとリアルが近くなり、今やネットの価値観である
「いいね!」や「シェア」「オープン」が
現実世界でも重要なポイントとなっている
というのが主流の主張です。

そこにはウェブ2.0以来の「人間中心主義」の潮流があり
ネットだからリアルだからと区別なく
人間力が生き方に表れています。

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2014年03月13日

『森を見る力 インターネット以後の社会を生きる』 橘川幸夫

『ロッキング・オン』『ポンプ』など時代を引っ張る雑誌を創刊、
編集してきた著者による、時代を切り取る提言集。

「木を見て森を見ず」という言葉があるが
今は「木どころか、枝の先や根っこだけを見て、木すら見ていない。
ましてや森といった全体像を俯瞰できる力があるだろうか」と
疑問を投げかけます。

生きる力、若者、コミュニティ、団塊世代、組織、企業、
家電メーカー、イオン、セブン―プレミアム、政治、
ニート、モンスター、書店、ブックオフ、電子書籍、テレビ、
ゲーム、音楽、ジョブズ、インターネット、SNS、池上彰、
原発、アーティスト、表現活動、未来フェスなど
多岐にわたる話題を取り上げます。

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2014年01月13日

『経済成長って、本当に必要なの?』 ジョン・デ・グラーフ&デイヴィッド・K・バトカー

経済成長しなかったら、どんどん貧乏になって
衣食住にも不自由するようになるし、
子どもに教育だって受けさせてあげられないかもしれない。
そもそも子どもをつくることもできないんじゃ?

というイメージを抱いていましたが
経済成長しなくても、そこそこの賃金をもらい
その分、自由になる時間が増え、
自分の時間や家族、近隣、友人と過ごすことができる。
そこには「幸福感」が満ちている。

そんな道筋を世界のリーダーたちの言葉や
ブータンのGNH(国民総幸福量)、
アメリカやヨーロッパの経済の歴史を振り返りながら
構築しようとする意欲に満ちた経済書。

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2014年01月07日

『ビッグデータの覇者たち』 海部美知

いよいよ日本政府もビッグデータを使いこなせと
号令をかけ始めました。

そこでビッグデータのことを知りたいと思って
手にしたのが本書。

ビッグデータって何? から始まり
私のように素人でもわかりやすく解説しています。
女性目線で、女性の語り口なので
もしかしたら男性は読みにくいところもあるかもしれません。

でもビッグデータが「捨てられない主婦のごとく
貯まっていくデータ」などの例えがハマる。

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ラベル:ビッグデータ IT
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2013年10月21日

『クラウドからAIへ アップル、グーグル、フェイスブックの次なる主戦場』 小林雅一

副題にアップル、グーグル、フェイスブックと入っているので
ネット上のAI、IT企業のAI研究なのかと思ったら
人工知能全般について書かれていました。

でも読んでよかった。

AIの歴史や、今までうまくいかなかった原因、
現在の進化の方向性、価値、問題点を網羅し
今の段階でのAI技術を知ることができました。

AIはビッグデータの解析には不可欠の技術ですが
知識体系や知識のデータベースを元にしたセマンティック検索
――情報の意味や正しい関係の理解によって検索結果を出したり
知識の深い層から情報をとり出したりといった技術まで
開発されているのにびっくり。

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ラベル:AI
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2012年06月23日

『知らないと恥をかく世界の大問題3』 池上 彰

池上さんがタイトルも考えるのでしょうか。
タイトルが秀逸ですね。
つい手に取ってしまいました。

「日本と世界が直面している課題を取り上げ、
その問題が生まれるきっかけになった歴史を解説」しています。

世界のリーダー交代、アラブの春とその後、
アラビア半島情勢、シリア、北朝鮮、中国、
ロシア、TPP、EU、震災・原発事故後の日本の対応、
イスラム金融、トルコ、ミャンマーの民主化、
エネルギー、温暖化問題など
2011年から2012年初頭にかけて
世界で問題になっている大きなニュースや
話題について網羅しています。

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ラベル:時事
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2012年02月04日

『原発のウソ』 小出裕章

去年4月頃までの福島第一原発の状態、
放射能漏れに対する警戒など
警告を発しています。

特に放射能とはどんなものかもよくわかり、
JCO臨界事故で命を落とした方の
むごい亡くなり方には言葉になりません。

「もう原発やめようよ」とこれだけで思えてきますが
さらに原発が安全、クリーンエネルギー、
低コストということが嘘とわかります。

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2012年01月17日

『脱原発社会を創る30人の提言』 池澤夏樹・坂本龍一・池上彰など

東京電力福島第一原子力発電所の事故後
脱原発について深く考えなければならないと思いました。

それまで漠然と「原子力発電をやめなければ」と思っていましたが
この事故後、果たして本当に原子力発電に頼らない日本社会、
日本経済が可能かどうかを考えました。

原発については賛否両論あり、現実的に原発がないと
日本の工場が成り立たないのではないか。
工場が稼働しなければ日本経済は、日本人の雇用は
どうなるのだろうと思いました。

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ラベル:脱原発
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2011年04月11日

『キュレーションの時代 「つながり」の情報革命が始まる』 佐々木俊尚

Web上で起きている新しい現象のルポでおなじみの著者による
マスコミの終焉とパーソナルキュレーションの時代の到来を
解説しています。

キュレーションというと、美術館の「キュレーター」の役割を
思いますが、その通りで、本書では「キュレーション」を
無数の情報の海の中から、自分の価値観や世界観に基づいて情報を拾い上げ、そこに新たな意味を与え、そして多くの人と共有すること。

ととらえています。

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2010年09月20日

『金を通して世界を読む』 豊島逸夫

プリミティブな投資先として魅力を放つ「金」。
その金が2000年の間、人間にどんな影響を与え
そして通貨としてどんな価値があるのかを
ゴールドのディーラーとして長年活躍している
豊島さんがわかりやすく解説しています。
良書です。

金が市場でどのように扱われてきたか、
あるいはどのような力を持ちつつあるかを
的確に示してくれています。

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2010年06月23日

『電子書籍の衝撃 本はいかに崩壊し、いかに復活するか?』 佐々木俊尚

キンドルやiPadなど電子書籍によって
変わる読書や執筆を描いています。
同じような内容の『電子書籍元年』に比べると
より読者目線、執筆者目線で述べていきます。

著者の佐々木さんは、ネガティブな内容をたくさん書いている
フリーライターです。そういう「怒り」にも似た提言に対して
個人的に抵抗があるので、あまり評価できませんでした。

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2010年06月09日

『電子書籍元年 iPad&キンドルで本と出版業界は激変するか?』 田代真人

今年、いちばんの話題といえばiPadですが
本好きとしては、これから本がどのように変わっていくのが
とっても氣になります。

今までの電子書籍の変遷や売れ行き、
そしてキンドルやiPadがどのように優れているか、
あるいは問題点

わかりやすく書いているのが本書です。

電子書籍は確かに今までもあり
それが売れていないというのもわかっていましたが
どうして売れないのかが、すっきりとわかりました。

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2010年03月20日

『フリー <無料>からお金を生みだす新戦略』 クリス・アンダーソン

ベストセラー『ロングテール
「売れない商品」を宝の山に変える新戦略』

クリス・アンダーソンによる「無料」に関する本。

100年くらい前から商品に付けられたさまざまな「無料」。
消費者はそれに惹かれて商品を買うこともしばしばです。
この古典的な「フリー」戦略から
現在のデジタル世界での「無料(free)」までをレポートしています。

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2010年01月06日

『新 世代×性別×ブランドで切る! データで見る日本人の消費実態』 ブランドデータバンク

ブランドデータバンク株式会社による
世代別、男女別のデータベースを分析した本。

各世代を5歳ごとに区切り、詳細なアンケートを実施しています。
各世代の男女がどんなブランドを支持しているかを分析すると
若い世代がどんなシャンプーの銘柄を使っているか、
あるいは、どんな消費行動をとるかが見えてきます。
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