2016年08月12日

『牛肉資本主義 牛丼が食べられなくなる日』 井上恭介

中国の爆買いによる牛肉買占め。それにより、日本での牛肉の価格が上がるカラクリを説明しています。

著者はNHKエンタープライズのエグゼクティブ・プロデューサー。NHKスペシャルなどの特集番組を制作する過程で知った恐ろしい「食」の未来像を提示します。

牛肉の価格は買占めだけではなく、コモディティ・インデックスファンドにおける投機マネーによっても際限なく吊り上げられていきます。

もちろん、これは牛肉にとどまらず、穀物、石油などさまざまな先物取引において顕著に見られます。

将来の食糧危機を提示して、暗澹たる気持ちになるのですが、最終章で里山、里海での新たな循環型、持続可能な農業、漁業の取り組みが紹介されて、ホッとします。

私はマクロビアンで動物性食品は食べませんが、身近なところで食料を調達する、国産品を食べるというのは自然なことです。

おそらく人類の英知は右肩上がり、グローバルな経済機構がどれほそ危険かを学ぶことになるでしょう。その時に日本は里山、里海で持続可能な地球との共存を成し遂げていてほしい。


bard_happybird.gif 目次
はじめに
第1章 日本で「牛丼」が食べられなくなる?
第2章 中国で始まった「異次元爆食=v
第3章 ヒツジへの玉突き現象
第4章 大豆を求めてアメリカ、そしてブラジルへ
中間考察 アメリカ型資本主義の象徴は、「牛肉」である
第5章 牛肉と穀物の世界を変えるマネー
第6章 グローバル資本主義の天国と地獄
第7章 ブラジルを襲った大干ばつ
第8章 牛肉は「工業製品」か「生き物」か
第9章 地球の限界を救えと立ち上がった SATOYAMA/SATOUMI
第10章 気候変動、食糧危機はどう回避できるのか
おわりに



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ラベル:経済
posted by かつき at 08:59| 時代を読む | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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