2014年11月15日

『自分の運命に楯を突け』 岡本太郎 

1979年〜1981年にかけて「週刊プレイボーイ」に連載された岡本太郎の人生相談「にらめっこ問答」の回答部分だけを再編集した本。『自分の中に毒を持て』の続編のような存在です。

成功を考えるな。マイナスに賭けろ。人に好かれると思うな。自分以外のものになるな。無目的に生きる。

一般的な成功読本や自己啓発書とは反対のことを岡本太郎流に言いながら、でもそれが真実を突いていて、いつもながらおもしろい。

職業は「自分自身」「人間」というのも、今では、どんな状況でも生き残れる自己の確立が当たり前ですが、80年前後では新しい概念だったのではないでしょうか。

どんな小さなことでもいいから、自分がこれと思うことをとことんやってみることを進めています。「下手でも自分自身の歌を歌えばいい」に象徴されるように、上手にやろうとか、成功しようということよりも、日々毎日精一杯活動することがどれだけ大切か。

頭で考えずに、行動して、ぶつかって、また行動する。

一歩踏み出す勇気の出る本です。

一方で「自分のスジを通そうと思ったら、逆にデリケートに相手の気持ちをつかんでいかなければならない。両親のいうことと対立したことをやる場合もそうだ」と繊細な心遣いをしながら、自分のやりたいことを通す方法を唱えます。

大胆でありながら、繊細。だからあんなにすごい芸術品を世に残せたのかと思いました。


bard_happybird.gif 本書でチェックしたところ
自分のスジを通そうと思ったら、逆にデリケートに相手の気持ちをつかんでいかなければならない。両親のいうことと対立したことをやる場合もそうだ。

日本人のほとんどは外国人と日本人を区別して意識する。それはとりもなおさず、自分を狭く制限された社会のなかにとじこめている証拠だ。

自分が考えていること、疑問に思っていること、自分のほんとうのことをぶちまけて、ぶつかりあって、いい意味での闘いをする相手のことを親友と言うんだ。

”自”と”他”は、常に”傷つく”条件として存在している。

ぼくはあらゆることをやるけれど、職業じゃない。人間として言いたいことを言う、やりたいことをやる。収入はそれについてくることもあるし、こないこともある。勝手にしやがれだ。

感性とは、だれにでも瞬間的に湧き起こるもの。感性だけを鋭くして磨きたいと思ってもダメだね。自分自身をいろいろな条件にぶっつけることによって、はじめて自分全体のなかに燃えあがり、ひろがるものが感性だ。

耐えることと挑むことは矛盾しない。

ほんとうの死に対する恐怖感とは、生きる喜びだ。
ほんとうに情熱をもって生きる時は、死と対面するときだ。死と対面するときだけが、いちばん命の燃えあがるときなんだよ。


bard_happybird.gif 目次
第1章 もっと「自分」をつらぬいてみないか
第2章 「すごい!」という感動が起爆剤だ
第3章 キミも人間全体として生きてみないか
第4章 下手でも自分自身の歌を歌えばいいんだ
第5章 キミ自身と闘って、どう勝つかだ
構成者の言葉 時代を超えて魂を射抜く。それが岡本太郎だ 平野暁臣







タグ:自己啓発
posted by かつき at 09:21| Comment(0) | TrackBack(0) | 自分磨き・ココロを元氣に | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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