2014年08月28日

『ルーズヴェルト・ゲーム』 池井戸潤

社会人野球チーム青島製作所から、カリスマ監督は
エースと4番打者を率いて、ライバル企業のミツワ電器に
引き抜かれます。

成績低迷のチームは、新しい監督を迎えるも
その手法にベテランが反目。

青島製作所自体も、景気低迷、売上減少から
大リストラの鉈を振るい始めます。
そこで首を切られる社員へリストラを通告するのが
野球部部長で総務部部長の三上。

もちろん野球部廃部は、主幹銀行からの融資の条件にも
なっています。

そんな時、青島製作所の細川社長に直接、
ミツワ電器の坂東社長から経営統合の申し入れがあります。
コンサルタント出身の細川には、それもひとつの道に
思えるのですが……。

野球部内、社内、対外の人間関係を盛り込みながら
これらの問題にプラスして、物語後半も
野球部にも青島製作所にも難題が待ち構えています。

ルーズヴェルト・ゲームとは、野球好きだった
ルーズヴェルト大統領が「野球のおもしろいスコアは
8:7だ」と言ったことから、いちばんおもしろい試合と
言われているそうです。

打撃戦ですが、どのようにチームが点数を重ねていったのかが
また野球のおもしろさ。

それは会社経営にも、人生にもいえるのでしょう。

社会人野球にはあまり興味がなかったのですが
会社にチームがあれば「My Team」の感覚なのでしょうね。

野球好きなら、社会人野球チームを持っている企業に
就職するとか、株主になるとかもおもしろそう。


bard_happybird.gif 本書でチェックしたところ
「先を見越してあらゆる手を打っておく必要があると思うが、経営というのはどんどん種明かしされていく推理小説みたいなものなんだ。はたしてどんな結末が待ち構えているか、それを推理して経営戦略を立てるところに意味があるのであって、ネタが割れてしまった後に立てる戦略になんの価値もない。そのときにはすでに手遅れになっているからな」

「与えられた機会に全力を尽くすしかないし、そうすることでしか、自分の存在価値を見出すことができません。後は各自で解決するしかいんですよ」







タグ:お仕事小説
posted by かつき at 20:45| Comment(0) | TrackBack(0) | お仕事小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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