2014年06月10日

『最相葉月 仕事の手帳』 最相葉月

ベストセラーを次々と発表するノンフィクションライターの
最相葉月による、仕事に関するエッセイ。
あちらこちらの媒体に書かれたものを収録しています。
ノンフィクションライターを目指す人には必読でしょう。

仕事の心得、聞くこと、書くこと、読むこと(書評)と
4つのパートで、仕事のエッセンスを伝えます。

フランク・ロイド・ライトも知らずに
建築関係の専門誌の編集についたり
制約の多い企業PR誌で働いたり
決して最初から飛躍していたわけではありません。

そこから丁寧に一つひとつの仕事をこなし
執筆者に礼を尽くし、自分の書きたいものには
ストレートに切り込んでいきます。

この「礼を尽くす」「足を運ぶ」といった
今では秘書に任せてしまえる部分を
最相さんはきっちりとこなしているんだろうな
というのが、この本を通して伝わってきます。

結局は人と人。
それはどんな仕事も変わらないんですね。

人と人が繋がり、数年かけて1冊の本を書き上げるのは
本当にすごい。

ジャーナリスト、ノンフィクションライターの地位、
その本の読まれ方など、もっと評価されていいですね。

インタビューに関するノウハウも読んでみたかったけれど
ラジオでのインタビュー番組の収録は興味深い。

書評に取り上げられた本はみんな読みたくなりました。


bard_happybird.gif 本書でチェックしたところ
言葉にしたとたん、それが既成事実のように記憶が差し変えられてしまう。それまで考えてもみなかったのに、ピンポイントで質問されるとその空白を埋めるための物語を作ってしまうこともある。意識せずとも悪意などまったくなくとも話が歪むのが人間だ。

(前略)取材者、被取材者の関係性であれ、人と人の関係なので、誠実であること、謙虚であることはとても大事だと思います。自分自身が曲がっていたら、相手が曲がっていても、あまりわからないです。こちらが謙虚であれば、相手がねじれているとすぐにわかります。


bard_happybird.gif b
1 仕事の心得
2 聞くこと
3 書くこと
4 読むこと
おわりに
初出一覧






posted by かつき at 17:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 仕事を極める | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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