2013年08月27日

『若者の取扱説明書 「ゆとり世代」は、実は伸びる』 斎藤孝

真面目で消極的で反応がうすい「ゆとり世代」の
能力の引き出し方とコミュニケーション術の本です。

潜在能力を引き出す3ステップの「逆手指導」をベースにし、
仕事の進め方、彼らの理想の上司、
部下とのコミュニケーションについて書かれています。

逆手指導ステップとは
 1 ハードトレーニングを課す
 2 全員一律に同じミッション
 3 惜しみなく褒め称える

斎藤先生は週に5冊新書を買って読み
1冊30秒の内容紹介を学生全員に課したり
教員を目指す学生にいい授業プランを
一人30秒で発表させたり、と課題を出し続けます。

真面目だからこそ追い込まれると頑張れるし
クラスやグループの同調圧力がかかるとさらに頑張れる。
そして横並びを常に意識しているので
友だちが頑張ると自分も頑張れる。

指示待ちといえば指示待ちですが
ポイントをおさえれば、彼らの潜在能力は高いと思いました。

彼らは全く異文化の人たちであり、
考えていることもコミュニケーション方法も違うと思えば
それに合わせていけるでしょう。

要望や考えを紙に書かせると本音が聞けるのは
メールが当たり前にある時代の人たちです。

褒める技術について1章を割いているのも印象深い。
彼らはとにかく褒められると伸びる。
これも全く違った人たちと思ってもいいですね。
悔しさというのはあまり感じないのかな。
叱られると萎縮するだけ。

印象に残ったのは、自ら「余力を残している」と書いていること。
真面目で消極的で8割くらいの力で生きているのかもしれません。
(5割以下でないことを願います)
貝原益軒の『養生訓』を思い起こさせました。
余力を残すことは悪いことではありません。
潜在能力は高い彼らなのですから、長生きして日本を支えてほしい。

ただ、ビジネスの場でどこまでできるかは難しいのかな
と思うところもあります。

bard_happybird.gif 本書でチェックしたところ
ポイントは、いかに組織の中で「同調圧力」をかけ、自ら高みを目指すように仕向けるか。

これには条件がある。一つは雰囲気が明るいこと。そしてもう一つは前述のとおり、メニューやカリキュラムがしっかり組まれていることだ。この二つを満たすことが、今の上司や教育者には求められているのである。

いきなり全員は無理かもしれないが、中には結果を出す者がいる。その姿を紹介して褒めれば、他の者も続こうとするのである。

恰好のバロメーターになるのが「笑い」だ。適度にがんばっているときはふつうに笑えるが、がんばりすぎると笑えなくなってくる。

逆にいえば、「自信」「実績」「威張らない」という”三点セット”さえ持ち合わせていれば、部下や後輩から煙たがれることはない。

女性のいるチームの上司に求められるのは、上手に雑談をして相手の意図を引き出す能力だ。いい話し相手になると、女性はいろいろ話してくれる。

男女は精神的に伸びる時期も違う。男性は(中略)30歳代になってからだ。もう少し具体的にいえば、結婚して子どもができて、ようやく一人立ちし始める感じがある。それに対し、女性が伸びる時期はもう少し早く、24〜25歳で立派な大人になる。

上下の一対一の約束は、意外に簡単に破られる

もし上司として部下の指導が不得意であることを自覚しているのなら、同じ部署で比較的得意そうな者に委任したほうがいいかもしれない。

自分の考えを紙に記すように促すと、きちんとしたコメントを書いてくるのだ。







posted by かつき at 16:45| Comment(0) | TrackBack(0) | コミュニケーション | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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