東電の「伝える力」のなさが主な内容です。
エピソードが印象深く残りますが
あまりにも大きな案件に個人としては学ぶことが少なそう。
もちろん、自慢話を交えない、話の地図を相手に渡すなど
コミュニケーションに大切な要素もあるのですが。
また前作の『伝える力』のようにキレイにまとまっておらず
ややバラバラ感が強いです。
どこまで頭に残るかな。
後半はより身近な例をひいて
「わかりやすく伝える」ちょっとした工夫やコツがでてきて
こちらはとても役に立ちます。
「ツイッターの140字で伝えたいことをまとめるのも
勉強になる」というのは、そうだな〜と思いました。
私は読書録に読者メーターを利用しているのですが
ここのレビューは255文字です。
ブログで長々書くのが癖になっていたので
最初は苦労しました。
今もたまにコメント欄まで自分で書きこんでしまいます。
でも短くまとめたほうが伝わる、と言われ
これからはダラダラ書くのをやめようと思いました。

日本人は謙遜した物言いや苦労話が好きなのです。逆に、自分がいかに偉いか、いかにすごいことをしてきたか、などといった話をされると、ほとんどの人は辟易して、うんざりしたり、反発したりします。
英語の関係代名詞は日本語の話し言葉に似ている
自分が興味を持つ
↓
調べる、学ぶ
↓
誰かに伝える
↓
興味を持って聞いてもらえる
↓
聞いた人は誰かに伝えたくなる。あるいは、自分でもっと調べたくなる
自信のなさの表れが「したいと思います」を言わせているのでしょう。

はじめに
第1章 東日本大震災と「伝える力」
第2章 テレビの現場から私が学んだこと
――「週刊こどもニュース」「学べるニュース」で培った伝える力
第3章 世間にあふれる「わかりにくい表現」「伝わりにくい言葉」
第4章 もっとわかりやすく伝える方法1
――話をコンパクトにまとめる
第5章 もっとわかりやすく伝える方法2
――話し方や話題を工夫する
第6章 気になる言葉、気になる表現
第7章 日本語は乱れているのか
第8章 かつて私も「伝える力」に悩んでいた
おわりに
ラベル:コミュニケーション