2012年09月12日

『「話す」「書く」「聞く」能力が仕事を変える! 伝える力』 池上 彰

相手を惹きつける話し方、謙虚に聞くことの大切さ、
読ませるビジネス文書の書き方など

テレビでお馴染みの池上さんが、お馴染みのわかりやすい言葉で
教えてくれるコミュニケーション術です。

2007年の出版なので小泉首相などの例がでてきますが
内容は何十年たっても色褪せない、
誰でもちょっと気をつければできることばかりです。

本書を読んで、自分が書いた文章を読みなおすと
時間がなかったり、いい加減な気持ちがにじみでて
わかりにくい文章を書いていること気づきました。反省。

話す前、書く前などの最初の姿勢や、フォーマットのつくり方、
インプットの仕方など学ぶことがたくさん。

読みやすいのでサラサラっと読了してしまうのですが
内容は深い。

また、日本人、日本社会独特のコミュニケーションの癖
あちこちに書かれています。。
例えば、お金儲けをして「けしからん」といった
「けしからん罪」が存在し、感情的に許せないといった
空気感が強いこと。

そういったどうにもならない日本特有の感情に対する
処理の仕方など、なるほど〜と納得しました。

bard_happybird.gif 本書でチェックしたところ
「自分は何も知らない」ことを知り、他者から謙虚に学ぶことです。この姿勢さえ持ち続けていれば、コミュニケーション能力は確実に向上していきます。

(会議では)大切なのは自信を持つこと。そして、出席者の顔をしっかり見ることです。
その場合は、まずキーマン、たとえば部長なら部長の顔を見て、それから徐々に視線を移していき、一人ひとりの顔を見詰めつつ、語りかけるように話していきます。

日本にはいわば「けしからん罪」が存在しています。
それは、法律には違反していないけれど、何かけしからんよね、という多くの人たちの気持ちであり、感覚、空気です。

アメリカは「儲けた人が偉い社会」だからです。
「むちゃくちゃ儲けました」と言ったら、よくやったと拍手喝采を浴びるような社会です。
でも日本は違う。大儲けしている人がいたら、日本人は大方、二通りの反応を示します。
一つは「羨ましい」。
(中略)
問題はもう一つの反応。それは、「ずるい」です。

「嫉妬社会」の側面を持つ日本では、たとえすべてがうまくいっていても、それを声に大にして言うのは慎むのが賢明でしょう。

現実的な線引きとして、悪口を言う場合は、面と向かって言えるレベルにとどめる。

謝ることは危機管理になる。(中略)
ひと言謝られることで、なんとなく納得し、なんとなく許してしまう。非常に日本的といえば日本的ですが、これが多くの日本人の感性です。


bard_happybird.gif 目次
はじめに
第1章 「伝える力」を培う
第2章 相手を惹きつける
第3章 円滑にコミュニケーションする
第4章 ビジネス文書を書く
第5章 文章力をアップする
第6章 わかりやすく伝える
第7章 この言葉・表現は使わない
第8章 上質のインプットをする
おわりに






posted by かつき at 14:18| Comment(0) | TrackBack(0) | コミュニケーション | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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