2012年06月23日

『知らないと恥をかく世界の大問題3』 池上 彰

池上さんがタイトルも考えるのでしょうか。
タイトルが秀逸ですね。
つい手に取ってしまいました。

「日本と世界が直面している課題を取り上げ、
その問題が生まれるきっかけになった歴史を解説」しています。

世界のリーダー交代、アラブの春とその後、
アラビア半島情勢、シリア、北朝鮮、中国、
ロシア、TPP、EU、震災・原発事故後の日本の対応、
イスラム金融、トルコ、ミャンマーの民主化、
エネルギー、温暖化問題など
2011年から2012年初頭にかけて
世界で問題になっている大きなニュースや
話題について網羅しています。

新聞の政治や経済、国際面を読むのが
苦痛ではなくなり、興味を持って読めるようになります。

なにげなく新聞を読んで、何も思わないことも
池上さんの解説を読むと理解できたり、
大きな問題をはらんでいることがわかります。

アメリカの大統領選挙はなぜいつもアイオワ州から始まるのか。

ミャンマーが一気に民主化したのはなぜか。

欧米を目指した日本が次に目指すのはブータン、
いつもどこかの真似ばかりの日本ですね。

ギリシャは国にお金がなくても国民は裕福。
ポルシェの保有台数は世界一。
これってちょっと前の日本ですよね。

新書でサラサラと読めてしまうのに
時事問題に強くなれます。

bard_happybird.gif 本書でチェックしたところ
かつて迫害された地域だけが急速に発展していることにより、イラク国内には新たな格差が生まれています。

イスラエルの問題はアメリカの国内問題だからです。イスラエルに住むユダヤ人は540万人ですが、アメリカに住んでいるユダヤ人はそれとほぼ同じ530万人。アメリカ社会でのユダヤ人の影響は絶大で、政財界で大きな力を持ち、多額の政治献金もしてくれる。大統領も議会議員もイスラエルに味方をしないと次の選挙に勝てないのです。

プーチンは「ユーラシア連合」構想を打ち出しました。旧ソビエト県内でEU(欧州連合)のような経済統合を進めようというものです

国債の新規発行を、何としても食い止め、国債発行残高を減らしていかなければならない

イスラム金融では必ず実物が一緒に動きます。必ずモノ(商品)の動きが伴う。だからバブルが発生することがありません。

日本人はこの国難に立ち向かうため、皆が「われわれは、福島県民だ」と宣言するくらいの気持ちを持たなければいけないのではないでしょうか。

日本はこれまで、「社会保障制度はヨーロッパをお手本に」「経済はアメリカをお手本に」と、常にどこかの国をお手本にしてきました。そしてついに目標を失い、「ブータンを目標に」と言いだしました。
日本は今、国として「自分探し」「幸せ探し」をしているのかもしれません。


bard_happybird.gif 目次
はじめに
プロローグ この目で見た世界の大問題
 〜世界の民衆がモノを申し始めた〜
第1章 アラブに春は来たのか>
第2章 日本が無視できない三つの”独裁”国家
第3章 揺らぐ資本主義
第4章 震災、原発事故後の日本は内憂外患のまま
第5章 浮上してきた新たな国
第6章 エネルギー、人口、温暖化問題が深刻に
エピローグ 私たちが進むべき道
おわりに

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池上 彰
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タグ:時事
posted by かつき at 15:35| Comment(0) | TrackBack(0) | 時代を読む | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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