2010年09月20日

『金を通して世界を読む』 豊島逸夫

プリミティブな投資先として魅力を放つ「金」。
その金が2000年の間、人間にどんな影響を与え
そして通貨としてどんな価値があるのかを
ゴールドのディーラーとして長年活躍している
豊島さんがわかりやすく解説しています。
良書です。

金が市場でどのように扱われてきたか、
あるいはどのような力を持ちつつあるかを
的確に示してくれています。

金の生産国やその中間の取引、ディーラー、
そして末端の消費者に至るまで網羅しています。

特にインドや中国など、金が大好きな国で
どのように好まれているかまで書かれています。
日本とは違って、庶民が必要とする大切な資産、
持参金としての価値があるとなると
これからも金の価格は落ちそうにないことが
誰にでも理解できるでしょう。

コツコツ型の日本人としては
金は月々の貯金のように投資できるのも魅力ですし
ETFに上場し、手数料が安いのも魅力です。
資産形成の上で一考したい金について学べる1冊です。


bard_happybird.gif 本書でチェックしたところ
今回のアップトレンドは八つに要因が絡み合っているので、連日入れ替わり立ち替わり「その日のシェフのお薦め」みたいに新規材料が出てくる。八つの要因にしても根が深い問題で一過性ではない。構造的な要因が複雑に絡み合って持続性のある上げ相場を支えている。

個人投資家サイドから見ればコスト効率の良い商品

金をマネーとして見ると、金利を生まないという欧米金融の常識からみれば「デメリット」が、金利を不労所得として排斥するイスラム金融の中では「メリット」になるのだ。

イラク開戦直後の金価格急落は、個人投資家にとって貴重な教訓となった。有事の金という言葉に舞い上がって買ってはいけない。



bard_happybird.gif 目次
はじめに
第1章 金価格上昇の背景 ― 揺れ動く世界経済
第2章 古くて新しい通貨「金」 
第3章 金市場を賑わすプレーヤー
第4章 日本でも注目を集める金取引
第5章 金を動かす各国の思惑
第6章 これからの金を見るポイント

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豊島逸夫
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posted by かつき at 13:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 時代を読む | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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